ドラマと映画と日常と byカッパ

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2021年夏ドラマ、警察組織ものドラマ2本

 未だコロナ禍続く2021年夏。外出できない分ドラマを観る機会も増えているのではないだろうか。

出演者が新型コロナウイルスに感染したりと不安なニュースも飛び込んでくるものの、今夏のクールも多くのドラマが放送されている。そのなかで、イチオシしたいのが「緊急取調室(2021)」だ。

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「緊急取調室(2021)」<木曜よる9時:テレビ朝日系>

 シーズン4、ということなのだが、天海祐希主演の過去のドラマを振り返ろう若干混乱してしまうので、過去作品への思い入れのからの流れというのは、正直全くないのだが…。とにかく1回1回の勝負がすごい、という印象で惹きつけられる。昨年の金曜ドラマ「MIU404」(野木亜紀子脚本)の興奮が蘇る。ゲストの容疑者役でそれぞれの俳優の見たことのない魅力がスパークする印象だ。

 

だいたい1話完結型なのだが、第1回・第2回は連続で1つの事件を追う形だった。ゲストには、今や海外で活躍する大女優・桃井かおりだった。

序盤では、弱った老女のふりをする演技にも違和感のない年齢になったのか、と一瞬ため息をついてしまったが、すっかり騙されていた。その正体は、安保闘争時代に国会議事堂前で演説し、伝説を作ったカリスマ活動家「黒い女神」だった…。

決してテレビドラマを軽視するつもりはないのだが、桃井の姿に「映画のよう!」という思いがよぎった。天海祐希に「お嬢ちゃん」と呼びかける桃井のかっこよさ。こんなドラマが見られるなんて、とテレビの前で身震いした。

 

その後の各回ゲストは、第3回はボクサー役の岡山天音、第4回はエンジニア役の高橋メアリージュン、第5回はロボット開発者の小池徹平・その秘書役に黒川智花、第6回は母親役の瀧内公美。

 

「丸裸にするわよ」という天海祐希演じる真壁有希子の決めセリフの通り、瀬戸際ギリギリに追い詰められた容疑者が、魂の叫びを聞かせる。その演技は“寸止めなし”。必ずと言っていいほど“決壊”まで見せてしまうのだ。

全10回なので、残すところあと3回。まだ見たことのない方もぜひ。

※9/2(木)は、よる9時15分から

公式サイト▼

www.tv-asahi.co.jp

 

「ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜」<水曜よる10時:日本テレビ系>

もう1本オススメしたいのも警察もの。警察官出身である漫画家・泰三子の「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」が原作の、永野芽郁主演の「ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜」。体験談をふんだんに盛り込んだという原作から面白いのだが、ストーリーや設定と出演者の相性が良く、原作頼りという印象が全く見られない。

ヒロイン・川合麻依役・永野芽郁のオカッパ頭にダサい私服が嫌味なくいい味を出し、バディの先輩・藤聖子役は、公私ともにノリに乗っている戸田恵梨香。ハコ長を演じるムロツヨシ、同僚たちの三浦翔平、山田裕貴、西野七瀬も喜劇タッチの演技にハマり、いい雰囲気だ。

 

こちらは主に、ヒロインの成長物語で進んでいる。今後は、より「バディもの」としての色が濃くなるのだろうか。最終回まで楽しませてくれそうだ。

公式サイト▼

www.ntv.co.jp

 

 

 

 

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