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2019年1〜3期ドラマ終盤戦…視聴率10%の壁?

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3月になった。今期ドラマも終盤に入る。「視聴率はもはやあてにならない」といわれてはいるが、評価としてはまだまだ基準になっているようだ。今やドラマは10%行けば成功と言われているらしい。最新回で10%越えのドラマは先週までの時点で、3本となっている。視聴率推移とともに追ってみた。


安定傾向の『家売るオンナの逆襲』『ハケン占い師アタル』

初回視聴率が12%台と好調で、現在も人気を保持しているのは『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ・水曜22〜)と『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日・木曜21時〜
)。

『家売るオンナの逆襲』の現在の平均視聴率は、現在約11.5%。もともと期待値も高かっただけに初回視聴率がよくそのまま振り幅も少なく、1ケタ台になった回はない。

前作の続編にあたるが、新旧のキャラクターのバランスも良く、テンポもあって、ネタも新鮮。北川景子演じるミステリアスな主人公・三軒家万智にはもともと謎が多く、まだまだ掘り下げてもらいたい要素が余っている。最終回まで、このペースで持ちこたえるだろう。

 

ヒットメーカーでありながら、ときおり微妙な作品も書いている遊川和彦・脚本で、若干ダークホース的存在だった『ハケン占い師アタル』は、第6回で一度10%を切ったものの安定しており、平均視聴率は約10.7%。

杉咲花演じるヒロイン・アタルが働く会社の社員に1話1人ずつスポットを当てて、1話完結させる方法をとってきて、第7話では部長まで終了。いよいよ、アタルと母親の確執の問題へと入り込んでいく。パターンが変わり始める今週から、視聴者がどう動くか注目だ。

 

 

視聴率上昇は『3年A組』と『イノセンス』

菅田将暉主演『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』と坂口健太郎主演の『イノセンス~冤罪弁護士~』は、視聴率上昇傾向の2作。

特に『3年A組』は初回10%から始まり、上昇していった。1ケタ台になったのは1回のみで、平均視聴率11%と『ハケン占い師アタル』の10.7%を上回っている。高校が舞台で旬の若手俳優が集まっており、若い世代の人気を得ているのではないだろうか。また、教師役の菅田将暉の目論見が、だんだんと明らかになってくる展開も視聴者を引き付ける。そして早くも次回が最終回となる。

 

一方初回8.5%から始まった『イノセンス~冤罪弁護士~』は、じわじわと視聴率を上げ、最新回第7回で9.5%まで来ている。ちなみに最高視聴率回となった第7回は、今や25歳になった川島海荷がゲストで、悪女の匂いはする「若い人妻」役を演じた。

今後は最終回までに、坂口健太郎演じる変わり者の弁護士が、どう成長していくか、自分の過去とどう向き合うかが、カギになってくるだろう。平均視聴率が10%まで届くかどうか見守りたい。


下降気味『刑事ゼロ』『トレース』『メゾン・ド・ポリス』

初回 2時間スペシャルでぶっちぎりの14%台だった『刑事ゼロ』(テレビ朝日・木曜20時〜)は徐々に下降し、最新回は初の1ケタ台になった。

また『トレース』(フジテレビ・月曜21時〜)と『メゾン・ド・ポリス』(TBSテレビ・金曜22時〜)は初回が12%越えであったものの、現在 平均視聴率は『トレース』が10.7%、『メゾン・ド・ポリス』は約10%。

スタミナ不足か?というところの、この3作。あと数回で、果たして持ち直すのだろうか。それともギリギリ逃げ切るのだろうか。いずれにしても関係者は「10%の壁」が気になっているのではないだろうか。

 

 

 

 

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